Vol.003/2007.06.11
“面白い”野菜、あります。
「いろいろ“季節”を楽しんでいただきたいので、旬のオーガニックの野菜をお出ししてるんですけど・・・
こんなんどうです?」とは「紫ししとう」。見た目も新しくて楽しい。火を通すと、色が(緑に)戻ってしまうので、ぜひ生で。味はふつうのししとうよりマイルドな感じです。

「あと、北海道の、甘味と旨味が濃〜いアスパラ。」「北海道からは、やまうどやたらの芽、わらびもありますよ。山菜ならではの触感、香りが楽しめますよ。」

「それから、トマトですね。今出しているのは、高知産のくろしおトマト(塩トマト)と、同じく高知産のあおぞらトマト。トマトのサラダには、和歌山のミニトマトも入れて、色んな味を楽しんでいただいてます。」

「塩トマト」は、もともと海だった開拓地で育ちます。その土壌は塩分が多く水分が少ない、言わば過酷な状況。しかしそこで育つトマトは自ら成長しようとする生命力で糖度を増し、自身に貯える栄養分は普通のトマトよりはるかに高いものを持っています。

「ヤングコーンは、南から徐々に上がってきますね。今は九州・福岡産。」ヤングコーンは、大きくなる前の“小さな芽”の状態の時に収穫する訳ですから、柔らかくて甘いのは当然。「もちろん生で、自然の甘味を楽しんで下さい。」

「同じ食材でも、産地や時期によって、味の個性が違うでしょ。それが“面白く”て、それを楽しんでいただきたくて、いろいろお出ししてます。


Vol.002/2007.05.21
今だけ!お楽しみいただけます。
アスパラソヴァージュ
「ホント、これは、“今”だけですね。」と紹介するのは、フランス産の「アスパラソヴァージュ」。アスパラガスとは同じユリ科ですが、属が違う植物。湿った半日陰を好み、ヨーロッパの山林や森の中に群生しています。
「ソヴァージュが、野生という意味なので、まぁ、野生のアスパラ?とでも言うのでしょうかね。ネタ感(味の特徴)は、さっくり&ねっちり、という感じですかね。」
見た目もおしゃれで、食すとアスパラというより、オクラのような食感も面白い。
「うちでは軽くボイルして、つけ合わせなどでお出ししていますが、ご要望があれば、単独(料理)でもご用意させていただきますよ。」


Vol.001
とろけるような「生ハム」
シェフいわく、「こだわりになりますかね?最近は、割と出す所も多くなりましたから・・・」。
しかし、ここ「サラマンジェ角屋」で食べられるのは、最高級の部類に属する「スペイン産ハモンイベリコベジョータエキストラ生ハム」。それも、オープンキッチンカウンターで、目の前でスライスしたものを召し上がっていただけます。
ハモンイベリコは、ドングリを食べさせたイベリコ豚(黒豚)を、800メートル以上の高地で“放牧”で管理し、2年以上熟成されて仕上げられる生ハムです。その脂成分は、オレイン酸を6割近い割合で含み、オリーブオイルに非常によく似ています。その為、実際口の中で簡単に溶け、ドングリを食した豚ならではの独自の香りが広がります。また、タンパク質やビタミンB群、ビタミンEも豊富に含まれています。
「味はもちろん、体にやさしい所も、おすすめ=こだわりの食材ですね。」